狂おしいほどの期待を持っていたため、失望感は絶大なものでした。
お金あげます掲示板だったら、現金無償支援者を探せると信じました。
無償でお金あげますという男性と出会い、生活を援助してもらえると考えていました。
ところが、詐欺メールが届いたのです。
お金がないシングルマザーを馬鹿にしているような態度に、腹が立ちました。
お金がすぐ欲しいのに、詐欺まがいのメールが到着して、怒りしか感じませんでした。

 

 お金くださいって気持ちは、当然なくなりません。
このままでは、子供と2人の生活が破綻してしまう。
2人して路上生活なんて考えたくもありませんでした。
コロナ離婚で、前途多難な毎日を繰り返すばかり。
疲れ果ててしまっていました。

 

 学生時代から親しく付き合っている裕美子から、久しぶりの連絡でした。
彼女は、私よりもずっと先にシングルマザーの生活を送っていました。
彼女、常に金銭的には苦労していると話していました。
貯金が少ないシングルマザーは厳しいとか、お金を貢いでくれる人を募集するにはどうしようとか、いつだって困ってしまっていた状態だったようです。
そんな彼女の変化を感じました。
それまでのような、憂鬱さが無くなっていたのです。
明るい声のトーンに、何かあったなと察知出来ました。

 

 最初、新しいお付き合いでも始まったのかと思ったのです。
「そんな出会いはないよ。シングルマザーのまま」
「何だか、明るくなってるんだけど、どうしたの?」
「生活苦から解放されたからかなぁ(笑)」
彼女の言葉に、胸が刺激されたような感覚でした。
「本当にお金を振り込んでくれる男性と知り合えたの」
瞬間、私のアンテナが反応しました。
「振り込んでくれる?どういうこと?」
「会わないパパ活に成功したんだ」
次の言葉をなかなか出すことが出来ませんでした。

 

 裕美子の話を聞いて、いろいろ驚かされました。
会わずにお金がもらえると言うのです。
パパ活といえば、デートをして対価のお手当が支払われるもの。
それなのに、会わないとはどういうことなのか?
「ほら、コロナで危機感のある人が多いから、今気軽に外で会うことがないんだよね。それでオンライン上の関係を作ったの」
まさに、魅惑の響きを持つ発言でした。
私も、是非同じような関係を持ちたいと望んでいたので、貢いでくれる人を募集する方法を知る友人のアドバイスを受ける事にしました。